2019/01/18 14:16
おはようございます。花金フライデーです。
さて今日ははこやでもお出ししています金魚ちゃんの水引ピアス「涼夏遊泳」のに関連するお話でも。
こちらですね。
店主は金魚に関してちょっと思い入れがありまして。今日はその話でもしようかなと思います。
店主がまだピュアな5歳の頃、近所の縁日で金魚ちゃんをもらいました。
金魚ってのは赤くて小さくて可愛いですよね。
最近赤いものを見た記憶といいますと、思いっきり鼻をかんでみたら思いっきり鼻血出て思いっきり引いたみたいな記憶しかありません。粘膜の衰えを感じざるをえませんね。
まだまだ鼻の粘膜が強靭だった5歳の私はそんな可愛い金魚ちゃんを手持ちのバケツに入れて、
ベランダで世話することはや数日。
朝起きて金魚ちゃんがお住まいのバケツを覗くと、不思議な事にいないんです。
なぜ消えたのか。
5歳児の自分なりに考えましたが理由が全く分からない。
でもなんだか悲しくなって母親に金魚ちゃんの行方を聞いてみたところ
「あ、金魚飛んでったよ。向こうに」
…と家のそばに流れる川を指差しこう言い放ちました。
なるほど金魚って飛ぶんだ。すげぇや。
と、何の疑問も抱かずに納得して朝ごはんを食べた覚えがあります。
私の頭の切り替えの早さは5歳の時にはすでに頭角を現していたという事ですね。
まだ子供で死生観がなかったもんですから、きっと天寿を全うした金魚の説明が難しく、
母親なりに考えた答えだと思います。
もうちょっとどうにかなんなかったのか、母よ。表現をさ。こう。
同じ年に、通っていた幼稚園ではおたまじゃくしをクラスで飼っていたんですが
もう両手両足としっぽが生えた状態でして。
その先はどうなるのか、これ以上何かが生えるのかとオタマジャクシちゃんの進化を
ワクワクしながら見守っておりました。
ある朝一番乗りで教室に入って水槽を覗くとオタマジャクシ達がいない。
あんなにうじゃうじゃいたジャクシ達がいない。
あれ?これは…と若干のデジャブ(金魚)を感じながらも
なんだか悲しくなって幼稚園の先生にこう聞いた記憶があります。
「うちの金魚は飛んでったけど、おたまじゃくしも飛んでったの?」と。
幼稚園の先生ってのは、どんな子供のウルトラCにも柔軟な対応をしてくれますよね。
金魚が飛ぶという事は完全スルーして
「そうだよ。隣の畑にバーンっとみんな飛んで行っちゃったんだ」と答えてくれました。
水槽の壁を両手両足を器用に使って登り、バーンと隣の畑に飛んでいくオタマジャクシA。
1匹目が無事畑に着地したのを確認してから、またバーンと飛び大空を横断するオタマジャクシB。
それを見ながら「俺の飛ぶところを幼稚園の皆に見てもらいたかったぜ…」と呟きながら飛び立つオタマジャ(以下略
そんな事を頭の中で想像してなんだかワクワクしたもんです。
そして店主は学びます。何でも飛ぶんだなって。
もうちょっとどうにかなんなかったのか、先生よ。表現をさ。こう。
はこやの金魚の水引ピアスは飛びませんが、
買ってくださった方の気分だけは飛び上がるようになればと思います。
お話がうまくまとまったところで今週はこれまで。
また来週も頑張りましょう。